居候期間に住民票を移さないのはあり?世帯主と別世帯にするかも解説

居候の住民票のお悩みを解説します。

友人の家や彼氏・彼女の家、兄弟の家などに居候する場合、住民票の手続きはどうすればいいのでしょうか?

ぶっちゃけ手続きが面倒だな…

怠ると法的な問題だけでなく、日常生活にも影響することがあるよ!

この記事でわかること
  • 居候は住民票を移す必要はあるのか
  • 住民票を移した時&移さない時のメリット・デメリット
  • 住民票の世帯主はどうするのか
  • 短期間や同棲に居候する場合

この記事では、居候先での住民票の手続きの重要性、メリットとデメリット、さらには会社への届け出まで、詳しく解説します。

知っておくべきポイントをしっかり押さえて、新生活をスムーズにスタートさせましょう。

目次

居候期間に住民票を移さないのはあり?

居候は住民票を移す?移さない?

彼氏や彼女と一緒に暮らす計画をしている人、友達の家にお世話になる予定がある人は住民票をどうするか迷いますよね。

結論から言うと、生活の拠点が変わるのであれば基本的に住民票の移動が必要です。

ただ、一時的な居候であれば、住民票を新しい住所に移す必要はありません

具体的に「一時的」ってどんな時?

例えば

  • 就活のために数週間友人の家に居候する
  • 新しい家に引っ越すまで一時的に居候する

など生活の拠点があくまでも変わらない場合です。

ただ、もし長期間その場所で生活する予定があるのであれば、住民票の移動を考えなければいけません

この住民票の登録先によっては、

  • 健康保険
  • 各種の手当て
  • 選挙権

にも影響が出てしまいます。

短期間の滞在であれば気にしなくても大丈夫ですが、長期的にその場所で生活する予定があるなら、早めに手続きをしておきましょう。

居候が住民票を移す場合のメリット・デメリット

居候するとき、住民票を移すかどうかって重要だよね。

まず、住民票を移すメリットから見てみましょう。

住民票を新しい場所に移すと、その地域の健康保険や各種手当てが使えるようになります

一方で、デメリットは住民票を移す手続きが面倒くさいことです。

市役所に行って、必要な書類を提出する時間と労力が必要だもんね。

また、国民健康保険を払っている人は保険料は市町村によって違うので、保険料が高くなることがあります。

保険料は全国一律ではなく、各市町村の国保加入者数などを考慮して計算されるので保険料の差が出ることがあるよ。

居候が住民票を移さない場合のメリット・デメリット

住民票を移さない場合のメリットも見ていきましょう。

住民票を移していないと、自治体からの重要な書類は元の住所に届くので、何か秘密にしたい情報がある人にとってはメリットとなります。

あとは手続きの手間がない点もあるよね。

ただ、選挙や免許更新のハガキなど重要な書類が手元に届かないのがデメリットだよ。

居候が住民票を移す場合:世帯主は誰になる?

居候の住民票の世帯主は自分の名前!別世帯として登録

居候して住民票を移そうと思うんだけど、住民票の世帯主は誰にすればいい?

結論から言うと、単に居候をするのであれば住民票の世帯主は自分(居候者)の名前でOKです。

特段の事情がなければ別世帯として登録しておきましょう。

日本では同じ住所に一緒に住んでいても、世帯を分けることができます。

そのため、家の所有者や借主でなくても、自分の名前で世帯主になれるんです。

たとえば、彼女の実家で居候する場合。

  • 彼女の両親と彼女が一つの世帯
  • 居候さん一人の世帯

2つの世帯が同じ住所に住んでいる状態になります。

これを「世帯分離」と言って、市役所で手続きすれば、ちゃんと認められるんだ。

ルームシェアのように同じ住所に複数の世帯が登録する例は少なくないので、安心してくださいね。

居候中でも郵便物は届く?

新しい場所での生活が始まると、どうしても気になるのが「郵便物はちゃんと届くのかな?」という所ですよね。

大切な書類やネットで買った商品など、手元に届けてもらいたいものってたくさんあるよね。

まず、知っておいてほしいのが、郵便物と住民票は全然別の話なんです。

だから、住民票がどこに登録されているかとは関係なく、郵便局で転送の手続きをしておくことで郵便物は確実に新しい住まいにも届きます。

表札に違う人の名前出てるけど大丈夫?

確実に届けて欲しい場合には、ちょっとした気配りも大切だよ。

  • 居候先のポストに自分の名前も書いておく
  • 郵便物を出すときは差出人に居候先の世帯主さんの苗字も入れておく
    • 例)山田方 二宮 (居候先の世帯主+自分の名前)

詳しくは>>居候先の住所の書き方をご覧ください♪

1ヶ月だけ居候するけど、住民票は移す?

1ヶ月だけ居候移すかどうかの判断基準

新しい場所で1ヶ月ぐらい居候する予定があるけど、その場合は住民票どうすればいい?

この疑問、実は多くの人が持っているんだよね。

基本的に、生活の拠点が変わる場合は、1ヶ月程度の居候であっても住民票を移すことが原則です。

例えば、前の家を引き払って恋人と同棲する場合や友人宅に居候する場合は、生活の拠点が変わると考えられます。

このような状況では、住民票を新しい住所に移すのが良いでしょう。

一方で、ずっと実家に住んでいて、彼氏や彼女の家に1ヶ月だけ居候して、その後また実家に戻るのであれば、生活の拠点が変わるわけではありません。

この場合、住民票を移す必要はないでしょう。

要するに、1ヶ月だけの居候でも、生活の拠点が変わるかどうかがポイントです。

拠点が変わる場合は住民票も移しましょう。

逆に、一時的な滞在で拠点が変わらない場合は、住民票を移す必要はありません。

住民票を移す際に必要な書類

よし!じゃあ住民票を移すよ。どんな書類が必要?

手続きに行く前に必ず自治体のHPで必要な書類を確認してほしんだけど、次のような書類が必要になることが多いよ。

  • 身分証明書(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
  • 前住所の市区町村で発行した転出証明書
  • マイナンバーカード(必要な場合)
  • 印鑑(必要な場合)

最初に、今住んでいる市役所で「転出届」を発行してもらい、新しい住所の市役所で「転入届」を出す流れになります。

彼氏・彼女と同棲するけど、住民票はどうすればいい?

彼氏・彼女と同棲:住民票の手続きポイント

生活の拠点が変わる場合、住民票を移すことが原則です。

まず最初にやるべきことは、今住んでいる場所の市役所に足を運び、転出届を提出すること。

そうすると、もれなく転出証明書がもらえます。

この証明書があれば、次に向かう新しい住所の市役所でスムーズに転入届を出せるんですよ。

でも、新しい場所で世帯主は誰になるの?

実は、それぞれが「世帯主」でも「同居人」でも大丈夫なんです。

ただ、会社に勤めている人は、同じ住所でそれぞれが「世帯主」を名乗ると、何かと便利。

それぞれが世帯主となることで

同じ住所でも

  • 彼氏一人の世帯
  • 彼女一人の世帯

と別世帯として登録できます。

そうすることで、会社の書類に彼氏や彼女の名前をわざわざ書く必要もないので、手続きも一石二鳥です!

会社への届出はどうする?

会社にも住所変更を報告する必要があります。

届出をしていないと、会社から届く重要な書類が古い住所に送られてしまうこともあります。

新しい住民票を手に入れたら、会社に提出し、交通費や健康保険、年金の手続きも行いましょう。

毎月の生活費にダイレクトに影響する部分だもんね。

会社員であれば人事部に確認して、必要な書類を確認しておきましょう。

各社の規定によりますが、住民票を移していない場合でも公共料金の領収書等々で変更を申請できる会社もあります

以前人事部にいましたが、住民票と現住所が違う方は意外といました。
実家に住民票を置いたままという人も少なくありません(良いかどうかは別の問題ですが…)

同居しているのに住所変更をしていないとどうなる?

ぶっちゃけ住所変更しなかったらどうなるの?

実は法的なリスクがあるんだよ。

住所変更は転入した日から14日以内に手続きすることが、法律で義務付けられています。

これを怠ると、最悪の場合5万円以下の過料に処されることがあります。

お住まいの市区町村で、行政サービスを確実に受けられるようにするため、入学・就職・転勤等に伴う引越し等により住所を移した方は、速やかに住民票の住所変更の届出を行って下さい。
(法律上の義務です。正当な理由がなく届出をしない場合、5万円以下の過料に処されることがあります。)

出典:総務省HP

ただでさえ忙しい新生活のスタートで、罰金なんて払いたくないですよね。

さらに、住民票の住所が古いままだと、行政サービスも受けられなくなるリスクもあります。

例えば、国民健康保険、国民年金、各種手当など、生活に密接に関わる重要なサービスが受けられなくなることも。

また、住所が変わっているのに報告していないと、郵便物が届かない、緊急時に連絡が取れないといった問題も起きかねません。

面倒だけどちゃんと住所変更の手続きするよ

のちのち面倒なことになる前に、必ず手続きしておこう

まとめ:居候の住民票は生活の拠点が変わるかどうかがポイント

居候生活の中で疎かにしてしまいがちな「住所変更の手続き」。

居候の住民票は生活の拠点が変わるかどうかがポイントです。

  • 生活の拠点が変わる場合は住民票も移す
  • 一時的な場合は住民票を移さなくてOK

手続き一つで、安心と安全が手に入るので、最初の一歩としてこの手続きを済ませておくことが大切です。

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